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客室乗務員から見たパイロット

今日は定期訓練2日目。

昨夜はおとといと同じく10時就寝。
6時起床。

同じく7時半に家を出て、訓練所に向かいました。

2日目はパイロットと合同でセッションが行われます。

訓練所の一室に集まる客室乗務員とパイロット。

でもこのくつろいだ雰囲気、いつもと違うなー。

その原因は全員が私服だからではないでしょうか。

制服のパイロットは帽子もかぶっていて、きりっとして
威厳があります。

特にキャプテン(機長)は 「神様」 と呼ばれるくらいすべての
権限をもっています。

キャプテンの最終決定にはクルー全員が従うことになっているのです。

しかし・・・滞在先のホテルで(例えばホノルルとか)Tシャツに短パンの
キャプテンに会ったりすると・・・・

「この御髪の薄い方は、見覚えがあるけど・・ハテ、誰だったかしら?」 

なんてくらい、印象が違うんです。

すっかりカジュアルな雰囲気で、ご近所さんかしらって感じ。

それはあちらも一緒のようで、かなり前に私の同僚がホテルのロビーで
会ったパイロットに (お互いに私服の時)

「ハロー」 と声をかけたら・・・

「ノー、サンキュー!」

って冷たく言われたそうです・・。

ノーサンキューってどういうこと!? と彼女は考えてはっと気づいた
そうです。

そう、リゾート地にいる売春婦と間違えられたのでは、と。

これを聞いてみんなで大笑いしましたが、それにしても
お互い制服を脱ぐと、わからなくなるほど印象が変わるなんて
制服の威力というのはあなどれません。

パイロットと合同で過去の航空機事故に関しての問題点などを
お互いの立場から話し合う2日目のセッション。

普段は客室乗務員としての役割からしか見ることの出来ない
緊急事態での対応を、パイロットの視点から教えてもらえたり
するのでとても勉強になります。

パイロットも制服を脱いだら、近所のおじさん(ごめんなさい!)
見えますが、私がすごーく尊敬してることがあるんです。

それは私達、乗務員は朝早いフライトの場合、お互いに
「眠いね、」とか 「疲れた」とか口に出してしまうことが
多いのですが、パイロットの口からそういう言葉を聞いたことが
今まで一回もありません。

朝早いフライトできりっとしているパイロットを見たとき、
制服を着ている時に持つべきプライドを思い出し、
私も背筋を伸ばします。

そう、やっぱり制服を着たパイロットはかっこいい!! と思います。

明日は3日目。ファーストエイドの訓練です!

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by maruchu-yakiniku | 2009-03-20 13:10 | 空の仕事